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2013年10月8日火曜日

ロシアへの道~その3 モスクワ税関にて

前回のブログ「ロシアへの道」の続きです。

中国国際航空にて北京経由で
モスクワのシェレメチェボ国際空港へ向かいました。
 



この空港へ来たのは実は2度目です。
前回はちょうど20年前、アフリカのケニアへ旅した際に
トランジットで立ち寄ったのですが
当時はまだソ連でした。

到着後、入国カードに記入し、審査を待つ長い行列につき
気長に待ち、無事に入国しました。

そして私にとっての最初の関門とも言える税関へ・・・
生野菜は申告義務があるので、赤色の看板「申告アリ」へ
向かいました。

座っていた係りの女性職員に、日本の植物防疫所で頂いた
英語で書かれた植物申請書を手渡しました。
 
 
 



この紙を水戸黄門のように見せたら
すんなりいくと思いきや・・女性は英語がわからず
もうひとり男性職員を呼びました。
むむ・・・・

この方はロシア語で色々聞いてきたのですが、どうやら
「なぜ野菜を持ってきたんだ?サンプルか?」と
いう感じのことを言っているようでした。

僕はカービング用だ、展示用だ、と英語で説明しましたが
通じません。
彼は「ドイツ語話せるか?」と聞きました。
・・・話せるわけないやん(笑)

彼らはさらにまた人を呼び、今度は大柄な男性が
現れ、申請書を読みました。
しばらく見つめたあと
「ダメだ、スーツケース開けて中を見せなさい」と言ったので
言われるままに、スーツケースを開け、野菜をいれたダンボール箱を
取り出しました。

さらにダンボール箱も開けさせられ、かぼちゃを取り出しますが
しっかりリードとラップで包んでいたので、中は見えません。
彼はそれを手に取り、振るとカラカラと音がしました。
(中にはさらにマトリョーシカ風に作った、4つのかぼちゃ細工が・・)

ますます怪しがった職員は、ラップを外すように命じました。
僕は言われたとおりラップをはずし、彫り込んだなまはげ風の顔を
見せると・・











 


職員は一斉に「な~んだ、こういうことか」と口々にロシア語で
話しだしました。

僕は壊れず無事運べた安堵感もあり、こうなったら黙っておれません!
さらにかぼちゃの蓋を開け、中からかぼちゃを取り出し
「こんなふうにマトリョーシカ風になってるんですよ!」
「そして中にはさらに小さなかぼちゃが・・」と
プレゼンを始めると、職員は
「わかったわかった、もういいからしまいなさい」と言いました。(笑)



 


全部元通りカバンになおすと、彼は「ついてきなさい」と言い、
まだ混雑していた税関の行列をすっとばし、直接外まで
案内してくれました。
実はいい人なのかも(笑)

その後、両替所を探したのですが、既に夜だったため
空いてるところが見つかりません。

うろうろ探すこと20分・・ようやくありました!
持ってきたUSドルをロシア通貨のルビーに換金。
(円→ルビーに換金するよりも、円→USドル→ルビーに換金する方が
手数料が安いらしいので、あらかじめドルを用意しておいたのです)

そして、いよいよ主催者側が用意してくれていた
モスクワ市内のホテルへと自力で向かいます。


その4へ続く

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